じいちゃん奮闘記 FAXその後編
我が父は76歳のじいちゃんである。
父ではあるが、じいちゃんと呼んでいます。
じいちゃんは、いまだにFAXの使い方がわかりません。
詳しくは過去のじいちゃん奮闘記横文字編をご覧くださいませ。
で、ファックスをハックスとしか言えないのは今も同じで、
更に、ハックスを送ることはできても受け取ることができないの。
留守電に設定し、自動で受け取ることだけできるのよね。
普段は自動受信にならず、スタートを押さないと受けられない。
お年を召してるじいちゃんには、まあ、難しいかもしれない。
じいちゃんが自分で買ったハックスだから、仕方がないよね。
それで、この間じいちゃんに頼まれてパソコンから筆文字の書体の
文字をえらんでプリントアウトしてハックスで送りました。
そう、2~3分前にハックスで送れとじいちゃんが言っていたので、
留守電にしているだろうと思っていた、あたし。
あたしの考えは甘かったのね。
何年、じいちゃんとつきあっているんだ!
ハックスを送ると、電話の向こうで、
じいちゃん「モシモシ、モシモシ、あ~どちらさんでしょうか?」
って、延々と話してるの。
でも、ハックス送れと自分で言ってたんだから、わかるだろうと、
また送ったら、
じいちゃん「モシモシ、あれぇ、えっと、こちらは佐々木です」って、
マジでわからなの?
で、いつもプチッと切られちゃうので、電話をしたら
じいちゃん 「さっきから、変な電話がきてた。ピーピーって聞こえるんだよな」
お~~~い、じいちゃん。
それはハックスでしょ!
じいちゃん 「へぇ~、あれがハックスがぁ~」って、何年たってるんだよ。
前にも教えたよね。じいちゃん。
大丈夫か、じいちゃん。
つづく
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