我が父は76歳のじいちゃんである。
きのう某日、実家に行ったら
じいちゃんと母ます子がそろってコタツに入っていた。
なんだかとっても楽しそうなふたり。どうしたんだ?
どうやら、数時間前に母ます子の弟の「キクちゃん」
つまり、あたしの叔父の家に遊びに行ってきたらしい。
叔父のキクちゃんは、いいものがあると言って、
この『じいちゃん奮闘記』見せたらしいんだ。
まさか、じいちゃんがこの奮闘記の存在を知るとは
思ってもいなかった。
しかも、丁寧にプリントアウトしてもたせてくれたらしいのサ。
あたし「で、読んだの?」
母ます子「まだだぁ、メガネないどなぁ」
どうやら字が多すぎてまだ読んでいない様子。ホッ。
読まないほうが、きっといいよ~と念をおし、
スタコラサッサと帰ってきた。
で、当のじいちゃんは、自分の写真に大満足。
内容はなんであれ、あのマドロス姿の自分に惚れ惚れしているのだ。
そして、プリントアウトしてもらった紙を見ながら
じいちゃん「すごいじゃなぁ~ハックスはこんなごどもできるんだな」
あぁ、じいちゃん。たぶんね、叔父のキクちゃんが見せてくれたのは
ハックスじゃなくて、パソコンだと思うよ。
それに、ハックスじゃなくて、ファックスだからね。
(ハックスの詳細はここを見てね)
そんなじいちゃんは、いまだにハックスとしか言えないし、
留守電にしないとFAXを受け取れないんです。
だから、あたしがFAXする時は一度電話をして
留守電にするよう伝えないといけないんです。
そんなこんな面倒なんですが、
ある日じいちゃんはあたしの携帯に電話をくれた。
じいちゃん「これからハックス送るがらなっ」
あたしは留守電にしなくても大丈夫受け取れるんだけど、
まあ、大目にみよう。なんたってじいちゃんなんだから。
ほどなく電話の音。
あたし「もしもし・・・あぁ・・・・まさか」
電話を切ってまた少しすると、また電話が・・・
あたし「まだ、気づかないか・・・・」
電話を切ってまた少しすると、また電話が・・・
あたし「まったく!じいちゃん!」
いい加減にしてよねってばかりに、こっちから電話をしてやったわ。
あたし「もしもしぃ~あのね・・・」
じいちゃん「ハックス届いだがぁ~?」
なんてお気楽な声をだしてるんだろう。
あたし「あのねぇ~携帯電話にハックス送っても、届かないからね!」
じいちゃん「さっさっさぁ~、ありゃ、じいちゃん、間違えちゃった」
って、かわいい声だしてんじゃないわよ。
いつになったらハックスが使えるようになるんだ?
大丈夫か、じいちゃん。
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オフィスラポール 佐々木仁美