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じいちゃん奮闘記 居眠り編


我が父は76歳のじいちゃんである。


じいちゃんは、しょっちゅう居眠りをしています。


じいちゃんの友達が遊びにきて一緒にお酒を飲んでも、
コックン・コックンと居眠りをはじめます。


ですから話し相手になるのは我が母ます子の役目です。
それでもじいちゃんは、居眠りしながら笑顔で相槌だけはしています。


夕飯を食べるときも居眠りをします。


静かになったなぁ~と思うと、
自分の箸を床に落とした音で目をさますのです。
そう、茶碗と箸をもちながら眠るのです。


箸を拾って動きを再開するわけですが、
まだ口の中にはご飯が入ったままのようで、口をモグモグ動かします。
口の中にご飯が入ったまま眠る技を持っています。


飲んでタクシーで帰ってきて、家の前で立ったまま
1時間くらい寝ていたことがありました。


居眠りは年をとったからというわけではありません。
若いときからそうでした。

じいちゃんは私が幼い頃、たまにですが昔話をしてくれました。
横に寝ながら話してくれるのです。

じいちゃん「昔むかし、あるところに、若い男の人がいました。

ある日、その男が寝ながら『ブッ』と屁をしたら、神棚に
おいてあった豆がコロコロコロコロっと落ちて、庭まで転がって
いったんだと。・・・・・・」


じいちゃん「・・・・ゴー・・ゴー」


イビキだ・・・もう寝ている。


私はじいちゃんを揺り起こし、どうなったのか聞くと

じいちゃん「昔むかし、あるところに、若い男の人がいました。

ある日、その男が寝ながら『ブッ』と屁をしたら、神棚において
あった豆がコロコロコロコロっと落ちて、
庭まで転がっていったんだと。・・・・・・」

じいちゃん「・・・・ゴー・・ゴー」

また寝ている・・・その豆はどうなったのよ~!!


じいちゃんは気持ちよく寝ているが、
私はその豆がどうなったのか気になって眠れないのだ。


もう一度起こすがやっぱり、同じところまでいくと寝てしまう。


この昔話は、何度も聞かされて、すべて未完了に終わっている。


あ~あれから、うん十年・・・あの豆はどうなったのか未だに不明です。

その豆はどうなったんだぁ~?